1950年代(推定)のライブラリーステップ。名前の通り、図書館や書庫などで本棚から本を取り出す時に使用することを目的に製造されたものになります。一般的に連想される階段状のものや梯子、そして脚立とは異なり、こちらは螺旋階段のようなデザインが特徴です。長い支柱に4段分のステップが固定で付いており、高い場所にある本を取れるようになっています。高い場所の本を取るとき手を伸ばしたり、時にはつま先を立てて取ろうとすることも想定され、長い支柱は手すりとして落ちないように身体を支える事ができるにするためのデザインです。またステップの天板にはレザーが張られており、マホガニー材とレザーのコントラストがデザインとして非常に魅力的です。上から見た時にこちらは扇形であり、通常の階段状のステップに比べると面積がかなり少ないため場所をとりません。こういった点からも狭い動線でも場所が確保できるこちらのライブラリーステップは高いデザインを持ちつつ十分に実用的なアイテムと言えるでしょう。壁面にぴったりとつけることもでき、デッドスペースになりがちなコーナーに置くことも可能です。書斎などでステップ台として使用するほか、優れたデザインを活かしてディスプレイシェルフとしても活躍してくれます。