推定1860年ヴィクトリアン時代のチェアです。女性の小柄な身体に合わせたフォルムになっており、座面は低めに設定されています。フランスの上流階級の間でサロンと呼ばれる小部屋での集いが流行し、その空間に合わせるために小型化・軽量化されたものが多く作られ始めました。その影響は英国にも及び、チッペンデールやロバート・アダムの手により、英国独自のデザインを取り入れながら発展していきます。フレームには細かな彫刻が施されており、曲線と直線を交えたシルエットが目を惹きます。実用的なチェアだけでなく、飾り椅子としてもお部屋を華やかな空間にしてくれそうですね。
【ファブリック】
モケット生地を使用。光沢のあるパイル生地で、その見た目の華やかさと耐久性・肌触りの良さが特長です。モケットは長時間座っていても肌が蒸れにくいため、季節を問わず快適にご利用いただけます。生地と中材は国内で張替えています。