1890年代(推定)、英国製のウィンドウシートです。古くから英国の邸宅で窓辺に置かれ、外の景色を眺めたり読書を楽しんだりするために愛用されてきた家具です。素材には堅牢なオーク材が使用され、時を経て深まった味わい深い色調と美しい杢目が目を引きます。特徴的なのは、座面の両端にあしらわれた円筒形の装飾と、丁寧に削り出された挽き物細工(ターンドレッグ)の脚部です。クラシカルでありながら軽やかなデザインが、空間に上品なリズムを生み出します。本来の窓際での使用はもちろん、玄関の腰掛けやディスプレイ台、ベッドサイドのフットベンチとしても活躍します。置くだけで日常に英国アンティークらしい格調と温もりを添えてくれる、素敵な家具です。