1920年代(推定)にベルギーで製作された、重厚なオーク材のベッドサイドキャビネットです。天板には温かみのあるピンクマーブルが載せられ、オーク材の力強い木目と、天然石が持つ柔らかな色彩が見事に調和しています。扉に施された、まるで植物のレリーフのような大胆な彫刻は、当時の職人の卓越した技術と芸術性を物語っています。このキャビネットは、アール・ヌーヴォー様式が持つ有機的な美しさと、アール・デコ様式の直線的なデザインが融合した、まさに時代を象徴する逸品です。寝室に置けば、その存在感は空間全体を格調高い雰囲気に変えてくれます。
